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箱根へ小旅行に行ってきた話


温泉同好会、ついに「ザ・温泉地 箱根」へ ―――
(これはめちゃくちゃ身内記事かつ個人的な日記1000%です)

 

わたし
箱根どころか神奈川すら行ったことがない出不精。
今回の旅では自撮りに精を出す。
めいちゃん
全然出不精じゃない旅のEXPERT。
この旅では美加工写真アプリの実験を楽しむ。
杏里さん
キノコ栽培したいくらいキノコ好きとかいう謎の情報を与えてくる。
神社へのお参りシーンを撮影されることに闘志を燃やす。
白川ちゃん
わたしにグランブルーファンタジーを勧めるグラブルの使徒。
わたしの自撮りにツッコミを入れてくれる優しさの持ち主。
しずく
勝手知ったる箱根とばかりの頼もしさ(珍しい)
東日本への旅行だと参加率が良いということを我々は気づいた。

 


さる1月12日 ― 鉄板焼きの店で肉を食う2人

そういえば次の旅行どこにする?(肉を食べながら)
王道で箱根とか?(肉を食べながら)
箱根〜〜行きてえ〜〜(肉を食べながら)

という流れで行き先が箱根に決まったんじゃよ。


後日のLINE

次は箱根です。
いつの間に??

わたしとめいちゃんが2人で肉食ってる間にです。


宿泊する宿を決める

「気まぐれガール」とか、なんかガーリーなことを言っておけば、大体のことは許されると思っている女たちのLINE。風呂1日入らなくても気にしないか・気にするかっていう、ガーリーさの欠片もない話をしている。


旅行1日目 – 3月17日

電車内でめいちゃん&杏里さんと合流

今回は珍しく早朝出発ではないので、余裕綽々(当社比)で駅へ向かう。
去年(香川)ならすでに大阪にいる時間帯である。
今回は電車内で各自合流するために、それぞれが連絡を取りあい、同じ電車・車両にたどり着くという難しいミッションを課せられているのだ。

杏里さんとめいちゃん、どこに乗ってんの?
後ろから3両目、野球部に囲まれているところ。
動く人間を目印にするな。

野球部途中で降りたらどうしたらええねんわたしは。

電車内で白川ちゃんと合流

無事に白川ちゃんとも合流し、4人でワイワイと話したり、それぞれスマホでソシャゲしたり、友人4人集まっているとは思えない行動を取りつつも名古屋へ向かう。

白川ちゃんって今何のゲームしてんの?
グランブルーファンタジーだよ。今始めれば無料10連ガチャできるよ。
マジ?サイゲにはさんぱずの恨みがあるけど、グラブルやってみようかな。
あれがこれでね、サンダルフォンがね
サンダルがなんやって?

後日わたしはグラブルをはじめた――――

名古屋から新幹線で小田原まで

居心地の良い新幹線の車内で落ち着いた4人、それぞれ再び自由行動を始める。

写真とるね〜〜!

え?待ってめっちゃエエの撮れたわ!素材みたいなの撮れたわ!
素材って褒め言葉なの?
旅行会社のポスターで女子旅にオススメ☆って入れて使われるやつやわ!(興奮)

小田原でしずくと合流し、箱根湯本へ

12:30、小田原に到着。9時くらいに出たのにこの速さ、新幹線は最高だな…。
そしてここで東京から来たしずく、余裕の参戦。勝手知ったる小田原とばかりに、箱根へ向かう電車へと我々を連れて行く。


昼過ぎ、箱根湯本へ到着


箱根湯本駅の写真 撮影:めいちゃん

ここで一旦昼食をとろうということになり、箱根湯本の駅近くをぶらぶらうろつく。

とりあえず目についた蕎麦屋さんに入店したものの、お客さんがいっぱいでしばし待つ。
ようやっと席に着けるという段階で、

店員さん「すみません、あちらのお客様が、お連れ様が増えるということで席を変わりたいということなんです。もうちょっと待っていただけますか。」
女性「すみませ〜ん店員さん!」

わたしは静かに、横目で杏里さんを見た。

明らかに1キレ以上溜まっていらっしゃる…!(いつもの単位)

何?あの女たちは?
そうだよね、謝るのは店員さんにじゃないよね。
まあまあ、すぐ別の席案内してくれたし。

そのころわたしは何故か、ナウシカのあのシーンを思い出していた…。


あのシーン


箱根湯本から箱根登山鉄道で強羅へ

箱根湯本まで快適旅で、もう箱根に入ったんだから、あとはサッサと観光できるんじゃないの。
と、今まで箱根に行ったことがないわたしは油断をしていた。

はっきり言うと、強羅行くんめっっちゃ時間かかる。思ってたのの3倍かかる。
知らんかったんや。あんなに…山を登ることを…!
そう私は海育ち………山のことなど何も知らない…山の初心者…!


© OpenStreetMap contributors

小田原から箱根湯本まで15分弱だったから、箱根湯本から強羅までも15分くらいだと思っていたのだ。
まさか、乗客がギュウギュウのなかで立ちながら、ガッタンゴットンと激しく揺れながら山をジグザグに登り、強羅まで行くのに40分以上かかるとは思っていなかったんだなあ。み○を。
四方を海に囲まれた島育ちだと、地理の高低差を考えるというスキルが存在しないのだ。
標高とかいう概念はなく、海抜という概念しかないのだ。

箱根湯本のときは80残っていたHPが、強羅に着いた時点で10くらいになっていたといえば、わたしにとってどれほどしんどい道のりだったか、わかってもらえるだろうか。
でも、スイッチバックは「おお〜」となった。山を登る知恵なんだね。

はてさて、息絶え絶えになりながら、強羅に到着。
強羅は…その…案外なにもない…………。めぼしいものといえば、豪華な宿泊施設くらいしかない……。

とにもかくにも、先に予約していたお宿に行こうと地図を頼りに歩き始めた5人。

とにもかくにも、坂しかない強羅。

坂坂坂坂。しかも急傾斜。足パンパン。本当にここ、高級別荘地だったんですか?(失礼)
ここで生活している人々強すぎんか?

息絶え絶えになりながら、お宿に到着。ここで一旦体制を整えて、ロープウェイに向かおう。と思ったけど。

フロントの人「もうロープウェイの運行終わる時間ですよ」(PM4:00)

「えっ」

―1日目の予定、ここで頓挫。


どうしようもないので強羅をぶらり


箱根といえばの秘密箱をゲット
して喜んでいるところをめいちゃんに撮影された、わたしとしずく

宿でのんびり


茶をしばく 撮影:めいちゃん


夕飯は鯛のシャブシャブ

もっと鯛食べる?シャブろか?(シャブシャブしようかの意)
ありがとう食べるね。
ようし、シャブろシャブろ。
あかりちゃんが言うと卑猥な意味に聴こえる。
風評被害!

通りすがりの給仕の人「まるで麻薬みたいですねえ!」(にこやかな笑顔)

思っても言わなかったことをサラリと言ってったな。
風評被害!


星空を眺めながら露天風呂

旅のメインクエスト(ていうかクエストこれしかない)、それが温泉。

貸し切りの露天風呂で、満点の星空を眺めながら、5人でゆっくり語り合う―――
というよりかは、全員で口を半開きにしながら上を見て、全力の「人生疲れましたモード」を醸し出していたのであった。

…………。
…………。
…………。
…………。
…………。

そして夜は更けていく…


旅行2日目 – 3月18日

出立の準備


朝食を食べる


お宿の犬をなでる。大人しくてかわいい。 撮影:しずく


本日のルート


© OpenStreetMap contributors

2日目、1日目に行くはずだった大涌谷へまず向かう。わたしは箱根のことをな〜〜〜〜んにも知らないので、友人に導かれるまま愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないって感じ。

だが希望だけは一丁前に言う。

海賊船のりたい!のりた〜い!^▽^
はいはい。(大人)


強羅から早雲山駅まではケーブルカー

なんかめっちゃ斜めの電車が来て早雲山駅まで行った。朝だしわりとしんどいしでもうめっちゃ斜めの電車だったことしか覚えてない。車内は段々になっててちゃんと水平だったぞ。


早雲山駅から大涌谷まではロープウェイ


ロープウェイが山頂まで運んでくれる

しずく〜写真撮るよ!

おお〜!めっちゃ良いの撮れた!
どれどれ………これは…………

素材みたいでイイ!
それ、なんか行きの電車でも聞いたな。
素材って褒め言葉なの?(2回め)
シンクロするところが謎すぎる。


大涌谷

大涌谷だ〜!すげえ〜!すげえ…あの…

 

ごっ かん

 

寒風吹き荒ぶ大涌谷。真冬の地元よりはるかに寒い。南国気候育ちには堪えた。
箱根は寒い、わたし、覚えた。(歯ガチガチ)


大涌谷駅はこんな感じ。お土産を買う建物もある。

凍えながらもきちんと自撮りをキメる己の律儀さよ。
ちなみにちゃんと黒いたまごも食べた。


再びロープウェイに乗り込み、芦ノ湖の海賊船乗り場まで

あのさ………箱根めっちゃ寒くない?3月半ばなのに。(小声)
そんなことよりこのロープウェイめっちゃ揺れてない?(迫真)

もはや寒風吹き荒びすぎてロープウェイいつ止まるかわからん状態なのだが、そんなことより春に片足突っ込んだのにこの寒さに納得いかないわたしと、揺れにマジ怯えする杏里さん。今を生きている感に満ちている。

ちなみに、箱根ロープウェイでは写真を撮ってくれるスペースがあって、おじちゃんがカシャリとしてくれるので、旅行へ行った際は記念に撮っておくのをオススメするよ。我々もちゃんとした全員集合写真を撮れたのはここだけであった。(なぜなら全員自撮りどヘタクソだったから)


こんな感じで撮ってくれる。
ちゃんと日時も書いてあるのでアリバイも成立。


海賊船へ

やっぱ水場は落ち着くわ〜ホーム感ある。
海じゃないけどね、ここ(正論)

とりあえず全員で船内を見て回り、船内でゆっくり到着まで待つ組と、外へ出て海を眺める組に分かれることに。

船内組。風が強すぎるし寒すぎるのに外に出るわけないだろ、という正論1000%で拒否。

デッキ組。ヒィエ〜〜イ!湖〜〜!外〜〜!っていう IQ5 の2人。


デッキからの眺め。めっっちゃくちゃ寒い。

寒い寒いとヒイヒイ言ったり、2人で自撮りをした写真(酷い)を見て大爆笑したりしてデッキを楽しむ。
これがIQ5の26歳児の遊覧船の楽しみ方だ。

中でくつろいでいる3人に、楽しい写真を送ってあげようね。


あまりにも酷い顔なので気分を害さないためにブラーを入れています。

送った写真それ??
とりわけ面白いのを送る。
あえてそこをとりわけちゃったか。


そろそろ船着き場につきそうなので、3人と合流

あの写真はいったい何だったの?
「2人とも外で何してるんだろうね」って話してたときに、あの写真を送りつけられた私達の気持ちわかる?

わからない。

まって……Twitterも酷いんだけど……


船着き場から、箱根神社へ


後ろ姿のわたしとしずく 撮影:めいちゃん


撮影:めいちゃん


おまいりする杏里さんを撮影するボーナスクエスト(神社があれば毎年やってる)


平和の鳥居へ

箱根神社行ったらここへいけって、どの観光ページにも書いてある平和の鳥居へ。
芦ノ湖に根を生やす、立派な両部鳥居ですな。

ここは良い撮影スポットだ!と全員で記念写真。

めちゃくちゃ逆光


帰路へ

箱根神社を堪能した後、そろそろ帰らなくては…と、箱根湯本に向かうバスを探すことに。
どれがどのバスだとワタワタした結果、なんとか箱根湯本行きのバス乗り場を突き止め、バスに乗ることに成功。知らない土地では目的のバス停を探すことさえ困難だ。

さらにこのバスも乗客が多くギュウギュウで、ほぼほぼ立ちっぱなし。さらにさらに、通る道は大きなカーブだらけの山道。もう踏ん張る余力など無い。HP10くらい。今年もまた、楽しい旅行が修行の様相に変わってくる悲劇。

さらにさらにさらに、道路が渋滞したのか通行止めか、このまま走っていてはかなり時間がかかってしまうので、もうお前ら電車で行ったほうが早いからそっちに行け(意訳)というバスの運転手。
言われるがままバスを降り、電車の駅へ。そこへやってきた電車は、行きで私の体力を70も削った「箱根登山鉄道」。絶望した。どう考えてもオーバーキルですどうもありがとうございました。
しかし選択肢などは無い。箱根登山鉄道に乗り、ガッタンゴットンと揺れながら山をジグザグに降りていく…。

わたしの心は無になった―――。


総論

旅行とは、すなわち修行である。
アカリ=ソロソロ=オンセンダケデイーカモ (1752没)

 

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