1日目
― 1月26日(月)LINEにて。
あんりさん「2月14日あたりヒマじゃない?京都行こう」
そうだ、京都行こう レベルの唐突さでお誘いが来た。
そんなこんなで、世間がバレンタインデーにわく(たぶん)中、女子4人の京都旅行が決行されたのであった…。
ワイらにバレンタインデーなんて関係なかったんや…
なお、わたしは3人がわくわく京都旅行計画を立てているのを横でチラ見することしかできず、
泣きながらなんとか仕事を片付けたということを記しておく。世知辛い。
計画を立ててくれてありがとうございました…。
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わたし 京都旅行の計画を突然知った。歯磨きがどヘタクソ。皆がマリベルのチョコレートだのを購入するなか日用品ばかりを購入する空気読まないっぷりを発揮する。バスタオルとかお弁当箱とか風呂敷とか。 |
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めいちゃん 首謀者。率先して計画をねってくれる、今回の旅一番の功労者。ちなみに前回の旅も一番の功労者。宿の予約をとったり写真を撮ったり観光本を持ってきたりしたしっかり者。ただし大事なときに観光本をコインロッカーに忘れるというミスを犯す。しっかり者…? |
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あんりさん 首謀者2。率先して行きたいところを主張する(実行するのはめいちゃん)。わたしが死んだ場合の話を笑顔で唐突に始めて慄かせる。死後は画力とユーモアと頭脳の3つが残り、1人ずつに継承されるらしい。少年漫画の読み過ぎなので早く現実に帰ってくるべき。 |
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白川ちゃん 忙しい中、予定を空けて参加してくれた。風呂にはいると、あんりさん(細い貧乳)とわたし(太い巨乳)どっちの身体がいいかと議論になり、最終的に白川ちゃんのバランスが一番いいと締めくくられる毎度の流れになる。セクハラかつとばっちりである。 |
― 14日、朝7時。あんりさんと合流。
駅まであんりさんのお母様に送っていただく。
あんりさんと2人で駅に到着、めいちゃんを待ちつつ、しばらく先の駅で合流する白川ちゃんの分も合わせて京都までの特急券を購入。
その際、駅員のおっちゃんのおざなりな対応と発券のゆっくりさに、あんりさんがキレる。
あんりさん「なんで上から目線だったのあの人?動きも遅いし?」
ちなみにおっちゃんと対応していたのも、上から目線で話されてたのもわたしである。
あんりさん「今日お母さんとも口論になったからもうすでに2キレなんだけど」
なにその不穏な単位。
まだ駅なのに既に2つ溜まってるって、今回の一泊二日旅行で何キレ溜まるんだろうか。旅行始まってそうそう不安がつのる。
― 15分後。駅でめいちゃんと合流。
あんりさん「お父さんに送ってもらったの?」
めいちゃん「そう。でも朝からお父さんと口論になってもう1キレなんだけど」
お前もかよ。
― 乗り換えの駅で白川ちゃんと合流。
白川ちゃん「あかりちゃん、今回は下ネタ言わないんだね。前回は車内で【規制】してたりして酷かったのに。」
おまわりさん、わたしです。
― 京都に向かう車内
あんりさん「前、めいと話してたんだけど」
わたし 「うん」
あんりさん「もしあかりちゃんが死んだら」
わたし 「おい」
あんりさん「頭脳とユーモアと画力が残ってどれか1つもらえるとしたら」
わたし 「おい」
あんりさん「わたしは頭脳が欲しい。めいはユーモア、白川さんは画力でいいね」
よくない。
わたし 「うっ…」
白川ちゃん「どうしたの?」
わたし 「股上めっちゃあるババパンツ履いてきたら腹圧迫する…」
めいちゃん「わたしも今日寒いから毛糸パンツ〜〜」
白川ちゃん「…」
メンバーの半数が変なパンツ履いてきてることを知った白川ちゃんの心象やいかに。
めいちゃん「あかりちゃんがわたしの逆鱗に触れない限り、絶対に見捨てないからね」
わたし 「めいちゃん…!」
めいちゃん「と思ったけど怒らせるようなことしてるのは基本的にわたしだった」
わたし 「めいちゃん……」
美しい友情を再確認したようなしてないような。
実のある話を一切せずに、揺られること3時間。
そんなこんなで京都到着。
荷物をロッカーに預け、バスに乗って東山へ。
― 11時。東山の和菓子屋さんへ。
和菓子作り体験に参加するの巻。
作ると言っても、餡は元から用意されていたので、形を花にしたりなんか…キャベツみたいな形にしたりするだけである。もちろんキャベツだったわけじゃないのだけれど、作ったらキャベツになってしまったんだからしょうがない。
作ったのは4種類の和菓子。うち2種類は抹茶と一緒にその場でいただいて、残りの2種類はお持ち帰りした。
じゃーん。どういう感じで作ったかを話すと、もれなく不器用自慢になるので{省略}するが、とっても楽しかった。でもやっぱあれだな、食べる専門でいいな…と強く思った。こんな難しいのやってる職人さんはスゴイ。
わたし 「キャベツになっちゃったwww」
めいちゃん「あれ?ちゃんと作ったはずなのに花びら1つ増えたwww」
あんりさん「なに?伸びないんですけど?全然伸びないんですけど??」
ワチャワチャしている3人を尻目に、普通に上手に作る白川ちゃんであった。
― 体験終了後、となりの豊國神社へ。
おみくじしようという流れになって、「縁のおみくじ」をひくの巻。
複数の縁(お金とか恋愛とか)に対応する色があって、その色の勾玉がおみくじとして入っているというもの。
わたしは仕事辞めたい…円満に辞めたい…寿退社したい…と邪念たっぷりにおみくじをひいた結果、見事に仕事縁のおみくじをひき当てたのであった。いらない…。
3人「あかりちゃん…(哀れみの目)」
同情するならその手に持ってる仕事縁以外の勾玉くれよ…………と思ったのは言うまでもない。
― 昼、清水寺へ。
前回の旅行でも訪れた清水寺、リターンズ。
前回来た時もやってたけど、やっぱり今回もやってる。工事。
去年はビニールシートがどうしても写真に映り込んだりして、えええ〜?とがっかりしたものだが、今回は観光が目的ではないため、さくさく行きます。
前回色々お願いして、お願いを叶えてくれた地主神社へお礼参りに向かいます。(←今回の目的)
あんりさんの地主神社リターンズ。
さらにお礼参りをするあんりさんの背後から写真を撮るわたしリターンズ。
― 夕方、ホテルへ移動。
部屋のあちこちを開けて、トイレ!風呂!冷蔵庫!クロゼット!などひとしきりワイワイ。
ソファに座って少しぐったりした(20代前半なのにこの体力の無さ)あと、夕飯へ。
― 夜の街へ。
飛び入りで入った店で、美味しい豆腐料理をいただいて満足。
京都の何がすごいって、適当に入った店どこもきれいなところだと思う。
さらに、祇園にすんごいカフェがあるってことで、長楽館カフェへ。
【感想】
すごすぎワロタ
どんな感じですごいのかは、行ってみればわかると思います(それかググって)。すごい。口が半開きになっちゃった。夜だったからか、カフェにはお客さんが居なくて、静かでさらに素敵。
ザ・非現実 って感じの場所だったので、京都行くときはぜひぜひ。
ロイヤルミルクティー(なんと1000円)とガトーショコラ。
― ホテルへ戻る。
お風呂に入って、明日の予定を立てて、この日は就寝。
ちなみに明日の予定を立てている間に、お持ち帰りした和菓子は美味しくいただきました。
どんだけ食べるねん。と自分でも思った。
2日目
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わたし 皆がマリベルのチョコレートだのを購入するなか日用品ばかりを購入する空気読まないっぷりを発揮する。マッサージに痛みと快感を見出した。マッサージは痛いほど効いてる感があって良いと思っている。 |
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めいちゃん 首謀者。率先して計画をねってくれる、今回の旅一番の功労者。マッサージ中は静かにしてほしいと思っているが、ひとが良いので施術師の人の会話にいちいち相槌を打ってあげる。 |
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あんりさん 首謀者2。率先して行きたいところを主張する。わたしが死んだ場合の話を笑顔で唐突に始めて周囲(主にわたし)を慄かせる。わりかしキレ(単位※前回参照)が溜まりやすい。 |
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白川ちゃん 忙しい中、予定を空けて参加してくれた。なにかにつけてセクハラととばっちりをうける。配慮のない店員には容赦なくキレる。普段は菩薩なのでご安心めされよ。(誰宛のフォローなのだ?) |
京都旅行、2日目。もう記憶がおぼろげなので、間違ったことを言っていても許してほしい。
― 15日、朝。
スマートフォンのアラームで起床。
わたしが一番乗り。寝起きには自信があるのだ。
皆が起きるのを待ちつつ身支度をし、朝ごはんに向かう。まことに残念ながら、誰も寝言は言っていなかった。
朝ごはんの内訳は覚えていないけれど、なんとな〜く和食だった気がする。
宿泊先で食べる朝ごはんは総じて美味しいので、今回も美味しかったのだろうと思う。
今回の宿泊先もそうだったかどうか覚えていないが、ホテル・旅館の朝ごはん・和食バージョンは、「白米、納豆、のり、生卵、焼き鮭」などのラインアップでお送りされる事が多いのだけど、個人的にこれはやめてほしい。白米と食べたいものばかりで、白米への負担があまりにも大きすぎる。
これが乙女ゲームだったら、だれか一人だけのトゥルーエンドを迎えればいいけれど、残念ながら(?)ただのごはんなのでお残しはできないのだ。このままでは白米の逆ハーレム悪女エンドということに相成るしかないわけで。白米はトゥルーエンドこそ真価を発揮するので、全国のホテル・旅館の皆様、白米のお供は1〜2点くらいにしてもらえるようお願い申し上げます。
追記:洋食だったそうです(記憶力/Zero)
― ホテルチェックアウト。
2日目は主に買い物を楽しみ、観光本おすすめのカフェなどをめぐるのが目的だったので、写真が少なく、わたしの記憶もおぼろげなのだけれども、ざっくりとお送りすると以下のとおり。
・SABONで限定商品を探すの巻
・お弁当箱専門店とかすごくね?の巻
・マリベルでチョコレートを購入するの巻
・ちょっとまって、風呂敷ほしい…の巻
・めいちゃんなんでそんなに京都のお店くわしいん?の巻
・ドキドキ!はじめてのニシン蕎麦!の巻
・カフェでブチギレの巻
― SABONで限定商品を探すの巻。
アンリサンジョシリョクタカイデス
― お弁当箱専門店とかすごくね?の巻。
ご存知だろうか、京都には、お弁当専門店があるということを…。
わたしは知りませんでした!
お弁当箱専門店ってすごいな。行ってみたいな。そういえば会社に持っていくお弁当箱が欲しかったんだったな。
というわけで、行ってみました。
ちなみにホームページはこちら。http://www.bentoandco.jp/
一番可愛かったのは、やっぱり曲げわっぱのお弁当箱!これに入れるだけで白米も超美味しそうに見えるだろうな〜って感じ。さすがメインヒロインだわ!(上の話題をまた持ち出す)
ただ、わたしが欲しかったのはカバンの僅かなスペースにもぶち込める、縦長のお弁当箱である。ウンウン唸った結果、2段になっているすこし小さめで細長いお弁当箱にした。
お店見てるだけでかなり面白かったので、京都行ったらぜひぜひ。
― マリベルでチョコレートを購入するの巻。
ミナサンジョシリョクタカイデス
とにかく人が多くて、年末半額セールのデパートに迷い込んじゃったのかしら?というレベル。
脳内で ※ここはシャレオツなチョコレート専門店です というテロップを表示し続けるのであった。
― ちょっとまって、風呂敷ほしい…の巻。
そういえば風呂敷ほしかったんだったな。(既視感のあるセリフ)
というわけで、たまたま見かけたお店で風呂敷を購入。
完全に好みで、赤と白と黒の和柄をチョイス。大判で、カバン代わりにしたり、ノートパソコン包んだりと、普段の生活で大活躍しております。
風呂敷…使える…!
余談ですが、当時はなにも思ってなかったけれど、今現在この風呂敷を使うたび、どこからともなく
???「衣装は白一色でいいのさ。戦場で赤く染まって、鶴らしくなるだろう?」
って声が聞こえます。だ、だれだおまえは!
― めいちゃんなんでそんなに京都のお店くわしいん?の巻
― ドキドキ!はじめてのニシン蕎麦!の巻
お昼ごはんは、めいちゃんが「前ここで食べたら美味しかったよ〜」ってところに突撃。
店自体は人通りの多いところにあるんだけれども、入り口は奥まったところにあって、お店にはいるまでにも情緒があった。さすが京都、よくわからんけど、さすが京都って感じだ。もうスゲエと思ったらさすが京都って言っとけばいい気すらしてくる。
そしてこんなすてきなお店知ってるめいちゃん 何者…?
3人の訝しげな視線がめいちゃんを襲うのであった。
そして絶対美味しくないだろ〜って思ってたニシン蕎麦に挑戦。
あれ?全然魚臭くない!ふつうに美味しい。でもニシンと蕎麦がすごく合うかというと?????
なんとなく、何度も食べると癖になりそうな味だということはわかった。
また京都に行く機会があれば、再び食べてみたいと思う。
― カフェでブチギレの巻。
レトロでかわいらしいカフェにいこう!
ということで、めいちゃんの先導のもと、カフェめぐりをするの巻〜〜シャララ〜〜
とは問屋がおろさなかった。
小雨が降る中小さなカフェに入り、ちょっと狭い2階の席でケーキを食べてる、そのとき、
店員さんがおもむろに近くの窓を全開に。なんでこのタイミングで?
そしてわたしは嫌な予感がした。
旅の始まりに感じたあの不安が、むくむくと膨れ上がるのを感じていた―。
あんりさん「は?私たちがいるのに普通窓あける???」
旅の始まりに感じたあの不安が、
白川ちゃん「普通に考えてありえないでしょ?」
あの、ちょ、
めいちゃん「いい加減閉めてよ」
ッス、
最後にこの詩を残します。
2月 小雨 京都 so cold
ところで、この旅で 各自何キレ溜まったんでしょうか?
気になります。
随分遅刻してしまいましたが、これにて旅行レポートはおしまい!
超身内記事にお付き合いありがとうございました。
終わり。
3月までで一泊二日出来そうなとき、ありそうですかね?
— 睦月めい (@kazanfunka) 2015, 10月 10
いや次回あるなこれ。